プレビュー公演に行ってきました!
ミュージカル「ビリー・エリオット」行ってきました!東京でのプレビュー公演でしたが、会場全体で拍手喝采の場面が何度もあり、周りの観客の方々からは笑い声もすすり泣きも聞こえてくるような素晴らしい作品でした。
ちょっとあらすじ
「ビリー・エリオット」は、世界的大ヒット映画「リトル・ダンサー」のミュージカル版。私は映画は見ていないので、ストーリーもミュージカルを見てからのお楽しみでした。
舞台は1984年。時の首相からイギリスの炭鉱の閉鎖が発表され、炭鉱夫たちは反対し抵抗します。そんな殺伐とした状況の中、ふとしたことがきっかけで主人公のビリーがバレエの才能を見出され、スクールのオーディションを目指していく、というものです。
けっこう個人的なお気に入りシーン
個人的に良かったところをいくつか箇条書きにしてみました。キャストは日によって変わるのであくまで私が見た日の感想です。その点はご了承ください。私が見た時のビリーは加藤航世くんでした。
7月20日(木)17時45分 公演
— ミュージカル『ビリー・エリオット』 (@Billy_Japan) 2017年7月20日
出演予定キャストを発表致します。
※出演者は急きょ変更になる場合もございます。
※出演者変更の場合でも他日へ変更、払い戻しお受け致しません。#ビリーエリオット#BILLYELLIOT pic.twitter.com/QwTLFz7A4w
ビリーエリオット、プレビュー公演が終了しました!沢山の拍手を頂けて嬉しかったです。ありがとうございました‼︎ pic.twitter.com/kU4241jmbw
— 加藤航世 kosei kato (@kato_kosei) 2017年7月23日
■バレエやダンスのシーン。見応えがありました。もっと見たいって思えるような演技。フィギュアスケートのペアみたいに、踊りながら大人がビリーをひょいっと持ち上げたり。ビリーのバレエには魅了されました。
■ビリーはバレエ上手いんだけど、変な言い方ですが、上手く踊れないシーンも上手かった(笑)足元がおぼついていないところとか。
■バレエやってる女の子達も、才能があるタイプではないダンサーを上手く演じてました。どこかやらされてる感もあるんだけど、一生懸命レッスンやってる。みんな精一杯の、引きつり笑い。
■脇役も素晴らしい方々ばかりです。脇役も相当キャラが濃いです。
■椅子が綺麗にくるくる回ってた。
■第2幕が始まるとき、これから漫才があるのかなと思った。
■未来に向かって1歩踏み出すときって、明るくポジティブな気持ちだけじゃなくてどこか胸が痛む、こういうものだよなと思いました。
製作発表の動画見つけました。ビリー役の4人。2分30秒くらいからバレエが始まります。バレエだし器械体操だし。
子どもに未来を、そういう話には思えなかった
ミュージカルを見る前は、子どもに未来を、大人も夢を見よう、そういうミュージカルなのかなと思っていました。しかし実際に見てみると、そういうありふれたメッセージとはまた別の感覚がありました。
最初は周囲はバレエに反対でしたが、結局はオーディションを受けるビリーをみんなが応援します。でもそれはビリーの明るい未来を願ってというよりは、情勢を認めざるを得ない、炭鉱は終わりでこの町もやがては終わる、俺達にはもう光がないという何とも苦々しい現実を受け入れざるを得ないということの方が大きかったように思えました。
ビリーはバレエの魅力にとりつかれていくのですが、実はなぜバレエが好きなのかビリー自身もよく分からないんですよね。そして、ウィルキンソン先生がああ言ってるからどうやら僕はバレエがうまいらしい、と才能への自覚もあまりありません。周囲もよく分かってないんです。ビリーが本当に才能があるかどうかなんて。そもそもバレエのことがよく分かっていないんでしょう。それでもバレエがしたい。そして、応援してしまう。
理屈ではない大切なものをたくさん受けとって胸がいっぱいになる。ビリーにも脇役にも感情移入してしまい、愛おしく思えてしまう。そういう作品でした。
好きな登場人物
特に好きだった登場人物です。
スモールボーイ(桜井 宙)
ちらほら出てくる近所の小さい男の子。めーっちゃかわいい。連れて帰りたくなります。
マイケル(古賀 瑠)
ビリーの友達。普通にかわいかった。10代くらいの思春期の男の子が、この役を全力でやりきってる姿に胸を打たれました。役者魂というか。
オールダー・ビリー(大貫 勇輔)
大きくなったビリー。数々のバレエやダンスのシーンは素晴らしいものばかりでしたが、ビリーとオールダー・ビリーのシーンが1番良かったです。
トニー(中河内 雅貴)
ビリーのお兄ちゃん。誰よりも気性が激しい性格で、でもそれは人情の厚い人だからこそ。最後までビリーのバレエに反対していましたが、その後は素直にビリーを応援していました。いやー、男前です。
お父さん(益岡 徹)
始めはビリーのバレエに大反対。ですがやがてビリーがオーディションを受けられるようにと願うのですが、そのときの行動に胸が引き裂かれる想いでした。そんな厳格な雰囲気だったパパが街に出てきて戸惑ってる様子がギャップがあっておもしろかったです。
ウィルキンソン先生(島田 歌穂)
ビリーのことを大切に思っていて、未来に可能性を感じているからこそ、あえて突き放したシーンが最高に良かったです。
関連記事:
スポンサーリンク