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「仕事」をテーマにインタビュー記事書いてます

尾崎裕哉さんをプロデュースする四角大輔さん。どちらも大好きな人です

3月31日のMステSPにて「卒業」「27」を披露

尾崎豊さんの息子である尾崎裕哉さんと、絢香などを手がけ多数のミリオンヒットを記録した名プロデューサーの四角大輔さん。私自身お2人ともそれぞれ大好きで大尊敬なので、実は裕哉さんは四角さんプロデュースと知ったときに、えっ、この2人繋がってたの!?とびっくりでした。

 

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このことを知ったのは、四角さんのFacebookを見てたとき。2度と音楽のプロデュースの仕事はしないという自分との約束を破ってある音楽アーティストのプロデュースに関わっている、という投稿で、そこで尾崎裕哉さんのことが紹介されていました。

 

四角さんは、彼自身が手がけた絢香とSuperflyが女性アルバム年間売り上げ1位2位を達成という偉業を成し遂げた頃にニュージーランド永住権が下り、音楽界での地位や名誉よりも長年の夢だった森の湖畔での生活を選び、ニュージーランドに移住したという人です。

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出典:そして最終章。「NZ移住物語04|理想郷を探す旅」【決意編】 | 4dsk.co

 

そんな四角さんが再び音楽の世界に戻ってきたということに驚きですし、それが私自身も好きなアーティストだったということが何だかうれしかったですね。

 

尾崎裕哉さんは好青年!

尾崎裕哉さんはこれまで何度かテレビに出演していますが、そのたびに視聴者から「好青年だった」という声が上がります。四角さんも裕哉さんの音楽性に加えて、人間性に惹かれてプロデュースを決意したようです。

 

そんな彼の好青年ぶりが、こちらを見ると存分に伝わってまいります。

 

これはもう、好青年すぎやろー。

っていうか、そんな無茶ぶりしちゃかわいそうじゃないですかって思ってしまいましたが。それでも健気に歌って、そして照れてる姿が好感度高すぎです。

 

そんな裕也さんですが歌っているときは、歌声に魂を込めている、本物のミュージシャンの顔つきだなって思います。初めてMステで尾崎裕哉さんの「I LOVE YOU」を聴いたときに、あまりもの歌唱力に感動というのを通り越して圧倒されました。

 

尾崎裕哉さんの本を読んだりインタビュー記事を読んだりして思ったのは、彼が尾崎豊さんの息子だからこそ、彼の音楽があるのだろうなということ。仮に、尾崎豊さんの親戚で、血の繋がりもあるし声がそっくりですという人がいたとしても、尾崎裕哉さんのようなミュージシャンにはなれないだろうなと思うんです。幼い頃に父を亡くしていて記憶がないとはいえ、父と息子という関係だからこその尾崎豊さんに対する敬意や特別な感情があり、裕哉さんの宿命があって、そういう様々な背景が彼の音楽をつくっているのだろうなと感じます。

 

二世

▲尾崎裕哉さんの「二世」。父や母に対する想いや、音楽活動をスタートさせたときの不安や葛藤などが書かれています。私自身、ここ1年くらいで読んだ中で1番良かった本です。

 

四角さんと裕哉さんの共通点

四角大輔さんは、心の声、魂の声を非常に大事にしている人です。現在はニュージーランド大自然の中での生活を送りながら、ときには日本を訪れ、またときには世界中を旅したりという独自のライフスタイルを構築しています。

 

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出典:#02 森の生活者のぼくが「表現活動」を行う基地 | 4dsk.co

 

音楽プロデュースも、市場がとかそういうことではなく、聴いて心に響くものがある人を見出し、その人の生い立ちや価値観なども考慮して戦略を立てていくという手法でやっていました。結果、ミリオンヒットを連発。

 

長く歌い継がれる名曲は必ず誰か一人のために作られている。たくさんのアーティストに会い、曲の作成秘話なども聞いてきた四角さんはこう話しています。たくさんの人たちに向けて作った曲は誰にも伝わらない。

 

一方、尾崎裕哉さんのインタビュー記事を読んでいて、四角さんの考え方に通じるものがあるなと思いました。

―“始まりの街”は、大学院を卒業するタイミングで母親に贈った曲なんですよね。

尾崎:そうです。そういう意味では、「誰が、誰に、なぜ歌うのか?」がはっきりしていたからこそ書けた曲でもあります。シンガーソングライターは、自分の想いや感情をいかに曲に込められるかが大事だと考えているんですけど、そのためには、もっと自分の心に潜っていかないといけないんですよね。そう思うのは、尾崎豊の存在が大きいからこそで。今は自分をさらけ出す過程にいて、まだ自分の想いや感情の10%も出せていないので、もっともっと頑張らないといけないなと。

 

尾崎裕哉が明かす、父・尾崎豊への歌手としての憧れと自身の葛藤 - インタビュー : CINRA.NET

 

自分自身の心の深いところまで探っていく。そして、人の心の深いところまでに届く音楽をつくる。音楽に対する考え方が、四角さんと裕哉さんは同じところを向いているように感じました。

 

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敵対する相手がいない

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出典:『27』父の歳を超え、この曲を解き放つ。僕が僕であるために。 - SPECIAL - HIROYA OZAKI

 

尾崎豊さんの「卒業」。3月で卒業シーズンなのでMステでこの歌が歌われるのですが、私もこの歌が大好きです。分かりやすい形で社会や学校に反発したことはありませんが、行き場のない苛立ちや心の葛藤を抱えていた時期もありますから。

しかしながら裕哉さんは、こんなことを語っていました。

尾崎:僕は貧しい暮らしをしていたわけではなくて、金銭的には不自由ない暮らしを送ってきたし、母は僕を自由に育ててくれたから誰かに縛られていたわけでもないんですよね。でも、逆にそれがコンプレックスだった。

尾崎豊の初期の曲は、敵対する対象がいたけど、僕には不満や怒りがないからそういう相手がいないんです。じゃあ、自分は何を歌えばいいのかって考えたときに、本当の自由は心の在り方次第だと思うから、その心の葛藤を歌っていこうと思ったんですよね。

 

尾崎裕哉が明かす、父・尾崎豊への歌手としての憧れと自身の葛藤 - インタビュー : CINRA.NET

 

そんな彼が「卒業」をどのように歌うのか。とても興味があります。

 

またMステで歌うもう1つの曲「27」は、彼の今の年齢であり、そして26歳でこの世を去った尾崎豊さんが迎えることのできなかった年齢です。裕哉さん自身の想いが存分に詰まった1曲となっていることでしょう。

 

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